【言葉の不思議】ハヒフヘホ | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

★注意
本記事には、北九州の方にとっては卑猥に感じる言葉が含まれています。もし、そのような記事を見たくない方は、スルーしてください。ただし、これはあくまでも言語に関する考察であり、卑猥な言葉を出したいが為の記事ではありません。





日本語のハヒフヘホ、つまりハ行音は神やらタブーに関係した音だ。


最初にタブー音があり、それが神に関する言葉になったのか、あるいはその逆かは分からない。



ハワイィやタヒチという地名も、神に関与するポリネシア語だ。


これらは、先に記事にしているハミ(ウワバミ、ハブ、ヘビ、ワニ、ハム、カミ)にも深く関与するだろう。


例えばタイでは、英語のheの発音がタブー音に近いから、第三者の男に対しての発音さえsheという発音にする人も多い。


では、日本語でこのハヒフヘホ音を考えてみよう。


ハハーッ
この言葉は、相手への恭順を意味する。ハイも同様だ。


ヒーッ
驚嘆を意味するが、同時に恐れ、畏れでもある。


ヒ=日、火。
輝くもの。命や生活にとり最重要なもの(世界共通音)。


フーッ
安堵を意味する。


ヘーッ
驚き、感心。ヒーッよりは弱い。



ハヒフヘホ音の濁音は卑俗語となる。

バカ、ビリ、ブス、ベラボウ、ボケ。


また、これの二重音はタブー語になりうる。ババ(糞)、ボボ(女性器)など。

ただし、B音はM音と混同しやすい音なので、M音に代表される女性関連語にもなる。

ババ(婆)、ブブ・ヴヴ(台湾タイヤル語などで母)。

ババヘヤン・ババヤン(台湾アミ語、パイワン語:女)

ハヒフヘホ音の半濁音は、古い日本語で、身近な存在。

パパ=母
ぺっぺ=汚い
プー=おなら、うんち
ポポ=頬




ハヒフヘホ音は強音化して、カキクケコ音に変化する。


ハイ→カイ:貝(世界的に女性器の隠語)


ハン(汗)→カン(チンギス・カンなど)


海南ハイナン→カイナン





よく知られているが、F音は火を意味する言葉の世界共通音だ。

場所により、F音がP音やB音に変化した例もある。

このあたりは自分で調べてみよう。

日本語と英語だけでも、5個や10個はすぐ見つかるはず。


しま爺の平成夜話 ★島ちゃんオジィシャレブログ-NEC_0016.jpg




その他参考

ホト(古代日本語)

ホレブ山(シナイ山の可能性)

ホットコーヒー


ホーチー(汽車のこと:中国普通語で火車)


フェーン現象


ぽっかぽか