とにかく、経済と下剤の区別も分からぬのだ。が、来週にでも参加の意向とかあるから、何か書かねばと思ったしだい。だから、経済のプロがみたら笑われる内容になるだろうが、とにかく書いてみよう。
さて、TPPとはなんじゃらほいと思った。あやしいのは承知でインターネットを回る。と、どうも関税を撤廃するものらしい。
では、まず関税について考えてみますかい。
例えば、ある村で作った野菜が1キロあたり1000円で売っていたとする。
ところが、隣の村では多少見た目は悪そうだが、1キロ300円。
この場合、多少見た目は悪くとも、ほとんどのお客さんは隣の村の野菜を買うと思われるので、自分のところの村野菜は売れなくなり、やがて村ではその野菜を作る家はなくなってしまう。
そこで、こう考えた。
おらが村で野菜を売るときには、500円上乗せしよう。上乗せ分は村の温泉掘りに使う。
そうすれば、家の村より少し安いだけだし、見た目を考えると、隣村の野菜ばかり買うことはないだろうから、おらが村の農家も仕事を続けられる。
でも、関税がなければもっと安い。温泉の話は眉唾だ。
関税なし大賛成。
と考えるかも知れない。
が、ことはそう簡単ではない。
仮に、隣村が急に、1キロ2000円でしか売らないと言ったならどうするのだろうか。
もう自分の村では野菜作りはしていない。
野菜ならまだよい。これが主食やら薬やら工業原材料なら……。
いや、もしすべてが止まってしまったなら。
私たちは過去の歴史に学ぶべきだ。
かなりの大将連中が、負けるのが分かっていたアメリカ合衆国に、なぜ戦いを挑んだのかを。
確かに同じ負けでも、まだ相手がアメリカ合衆国でよかった。
日本が利根川あたりで、2国に分断されはしなかったから。
しかしその裏には、広島、長崎に代表される、尊い命の犠牲があったことを考えなければなるまい。
TPPの話に戻ろう。
TPPでは関税撤廃の話はあるが、輸入時のすべての税金が撤廃とは言っていない気がする。
つまり、輸入時にかかる地方税などは、残ったままなのではないだろうか。
さらに、輸入時の諸検査はどうなるのか?
これも止めるとは考えられない。
関税が撤廃されて嬉しいのは、庶民ではなく別にある気がするのだ。
ただ、この流れは単に日本やアメリカ合衆国だけではなく、大きな流れのひとつだろう。その到達点がどこにあるのかは分からないが。
見方を変えると、TPPとは中華人民共和国包囲網とも思われる。
しかし、アメリカ合衆国にとっては、日本もよく働く猿でしかない可能性も高い。
さらにさらに、妄想世界に漂えば、アメリカ合衆国とは一機関であろう。
が、その本部がどこの何なのかはさっぱり分からない。
TPPが保険やら薬、あるいは厳しいパテント制限に発展しないことを祈りつつ記す。
そういえば、1919年。
日本が世界に先駆けて、人種差別撤廃を提案したが、アメリカ合衆国が一番強固に反対し、国際連盟で廃案になったことがあったような。
こういうのって、義務教育で教えてるのやら。
まさか、南京大虐殺が事実なんてやってないでしょうなあ。
当時の南京市の人口も教えずに。
また、どこの誰が言い始めたのかも教えずに。
ところで、TPPって何の略だ?
Teきとうに、PiンハネすっPeのことかなあ。
