【素人宗教考察】コンクラーウェと三つ目が通る | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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先週も記事にしたが、来週の水曜か木曜ごろには(これは勘、遅くとも20日までには)、単にカトリック教徒や宗教に関与する人たちだけでなく、世界の経済や政治に影響を与える非常に重要な選挙が始まる。

また、中共とダライ・ラマをめぐる戦争が活発化してきた。昨日あたりは、中共に反対して(一部報道では、ダライ・ラマの扇動と中共に気遣った表現)焼身自殺者が、多数出たらしい。


バチカンの話に戻ろう。

日本語ではコンクラーヴェとかコンクラーベとか訳される、カトリック法王を決める選挙(私の思い過ごしかも知れないが、ラテン語ならばむしろ、コンクラーウェという音に近いと思われる。コンクラーヴェとの音は、英語に近い)。


今回のコンクラーウェは、600年ぶりくらいに行われる非常に稀なパターンである。
コンクラーウェは、本来は先の法王が亡くなってから行うのが、長い間の慣例だった。 が、今回は生前に法王自ら退位を決意し、次期法王に席を譲ることになる。
現法王は、外見的にはバチカンの私の持っているイメージとはかなり異なった、奇抜なお洒落趣味のある方だったように思えたが、やることもまた奇抜だ。


朝には、ホールインワン。
昼には、サヨナラ逆転満塁ホームラン。
その夜には、純正九蓮を上がったくらい、周りは驚いただろう。


一方、チベット仏教では、ダライ・ラマやパンチェン・ラマに代表されるような化身仏を選ぶ(探す)作業がある。
(ただし、昨今は中国共産党が複雑に絡むようだ)


チベット仏教では輪廻転生をかたく信じているから、ダライ・ラマやパンチェン・ラマなどがまだまだ元気なうちから、次の仏の化身たる幼子を探す。
ここで選ばれた化身仏は、英才教育を施され指導者としての人格と教養を身につけさせられていく。



ここで、こんな見方をした。
カトリック世界では、十分に年を重ね、知識と良識、指導力のあるものを選出する。
つまり、完成品を求める。


一方、チベット仏教の世界では、完成品を作っていく(チベット仏教観からすれば、生まれた段階で既に完成されているので、この表現は不適切であり、私個人の表現である)。



別の言い方をすれば、

カトリックは、好きな家を選んで買う。


チベット仏教は、好みの家を作っていく。






★日本のマスコミは、どうもダライ・ラマやらチベット情勢には触れたくないようである。


その理由が、中国共産党に配慮したものか、あるいは力に怯えているからなのか、あるいは西欧諸国ではカルトと認定されている、日本では一大勢力の宗教政治団体と複雑に関与しているからのか、はたまた全く別の理由なのかは分からない。

しかし、こうした現実さえ見えなくなってしまっている現状には、深い憂いを覚えてしまう。


尊敬するあるブロガーさんがおっしゃっていたが、日本のマスコミは、一度解体した方が良いのかも知れない。

が、それを行うことは、カエルが太平洋を航海するくらいに難しいだろう。


それを口にした政治家は、議事堂にいられなくなる。

いや、もっとすごいことがあるかも知れない。


ひとつだけマスコミ解体ができる方法があるが、それには私たち庶民が賢くならなければならない。

が、このインチキ情報が蔓延している世界では、これまた難しいだろう。