とんでもないものを解説しようとしています。
というのは、私自身よく分かっていないからです。
ですから、これは水爆以上に正確ではない可能性が高いです。
ただし、テレビ解説にでるエセ専門家よりは、インチキは少ないと思っています。
これをある程度正確に説明するには、放射性物質だの放射線、あるいは放射能とかいう、物理が得意ではない方にはすべて同じものに思える名前が出てきたり、α線だのβ線、γ線、あるいは中性子などという、およそ生活に関係のない言葉を出すことになります。
が、そんな言葉を並べても、さっぱり分からない方が多いだろうと考え、思いっきり例え話にしてしまいます。
そのあたりを加味して読んでください。
まず、花火をイメージしてください。
花火には線香花火から尺玉、仕掛け花火にいたるまで、いろんなものがあります。
また、火花の色も白いものから赤、黄、緑、青といろいろです。
さて、この花火を比較しようとします。
いろいろな比べ方ができるでしょうが、とりあえず、その赤色の光の強さで比べましょう。
この赤色の光の明暗が、ベクレルに相当します。
逆の見方をすれば、尺玉でも青い花火なら、線香花火と大差ないという結果にもなります。
ではこの場合、シーベルトとはどう考えたらよいでしょうか。
シーベルトは、花火の火の粉が皮膚を焼く度合いです。
どんなに小さな線香花火でも、近ければやけどをします。また、どんなに巨大な花火でも、離れれば火の粉は降り掛かりません。
さらに、赤色しか計らない場合には、ひどく小さな値なのに、やけどはひどいこともあり得ます。
さらに遠くまで飛ぶ火の粉もあれば、すぐ落ちてしまう火の粉もあります。
これをベクレルとシーベルトに、さらに市販の放射線測定に考え直しますと、こんな場合もあります。
測定値0ベクレル。
しかし、推定数シーベルトで、数時間後に測定者が重篤。
これはけして誇張ではありません。
では、なぜベクレルだのシーベルトだのの値を発表し続けるのでしょうか。
ここからは私の独断と偏見です。
1 政治上の理由
2 経済上の理由
3 心理上の理由
これらが主な理由でしょう。
結論を申しますと、どこにも健康上の理由はありません。
もちろん購入者本人は、健康を思ってのというものでしょうが。