
ロシアに隕石と思われるものが降ったようだ。
これはあるいは、明日地球をかすめていく隕石に関係があるやも知れない。
つまり、明日の隕石を母体とするなら、そこから分かれたごく一部の石粒とする考え方だ。
あるいは、偶然地球の周りを回っているゴミ(人工衛星の一部や、宇宙空間に置いてきてしまった道具など)かも知れない。
とにかく、スパナ1本だけでも大気圏に突入したなら、相当明るくなるだろうからだ。 確か地球には、毎日2000キログラムくらいのゴミが流れ星となって落ちてきていたと思う。たまには、パチンコ玉以上のゴミが落ちてくることもあるだろう。
ところで、あと10時間後くらいで地球に最接近する石は、地球におよそ2万8000キロメートルくらいまで近づくらしい。
この距離を近いとするか、はるか遠くとするかは、見方の分かれるところだろう。
地球を東京ドームをボールにしたものと考えると、ドームの表面からおよそ300メートル離れたところを、砂つぶより小さな石が通過するということとだいたい同じだろう。
この比較で分かるように、明日の隕石は地球に比べたなら、まさにゴミだ。
が、これだけのものが地球に突入したなら、世界中に音が聞こえるかも知れないし、大災害を及ぼすだろう。
が、今回はそんなことを心配する必要はないようだ。
心配なのは、こうした話を誇張して恐怖をあおり、金もうけのネタにする、火事場泥棒的な輩である。