元歌
春の夜の夢ばかりなる手枕(たまくら)にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
コピー艶歌 1
春の夜の 豆ばかりなる 玉くれに 貝泣くも立たず 汝こそ押し蹴れ
コピー艶歌 2
張るの汝の むべばかりなる 生海月(なまくらげ) 咬み泣き果てむ なこその関かは
★むべ→アケビに似た果実
※むべなるかな →むべとはこれを言うのか→なるほどなあ→理(ことわり)である →(現代語訳) 道理であることだ。納得できるなあ。
艶歌 3
去るる世の 夢ばかりなる 蝶枕 甲斐なく絶たむ 名こそ欲しけれ
※おっ。辞世にも使えそうだ。まだ、早いか。
うむ、まだ煩悩が多過ぎる。
艶歌 4
枯れの野の 梅干ばかりの 田暮らしに 髪無くヤカン 歯去年(こぞ)落ちけり