21世紀に入ると、それまでとは全く異なった性格の占いが発展してくる。
この新しい占いの立役者はコンピュータである。
それまでの占いというものは、それによって詐欺を働く場合も含めて、なんらかの知識や能力を必要とされた。
が、この占いはほとんどテクニックも経験も不要だ。
だから、幼稚園児でさえそれを可能にする。
また、過去のなんらかの能力(talent あるいはgifted)がなくとも、また知識や経験、洞察力、話術を用いなくても、その占いにおける相手に関する“読み”は、それ以前と比べものにならないほど、本人が“すごい!当たっている”
という内容になる。
が、これには簡単なトリックがあるのだ。
それを承知で散財するなら、それはそれでいいだろう。 納得した消費、あるいはボランティアだからだ。
では、なぜ能力もテクニックも、あるいは経験もないのに幼稚園児でさえ見事に当たる占いができるのだろうか?
これについては、次回としよう。
つづく