廃炉について考える ★やや難 ※追記あり | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私はナンバー2タイプ


私はリーダーでも子分でもない、浪人タイプです。
さあ、ネタはこれにておしまい。

標題の廃炉について考えてみよう。かなり長くなると思われますから、長い記事が面倒な方はスルーベター。なお、いささか科学的な言葉も出てくるでしょう。本来なら丁寧に説明すべきかも知れませんが、本論自体が長くなりそうなので、特別な場合を除いて割愛させていただきます。







今回の衆議院議員選挙における話題のひとつが、原発に対する方針でしょう。
先の選挙でお分かりとは存じますが、マニフェストとか党の方針とかは、所詮絵に描いた餅。これを見事に表現実行したのが現政権でした。おそらく日本史上稀に見るデタラメ政権であり、長らく歴史に残ることでしょう。



ところで、この嘘も方便、朝令暮改内閣に限らず、街頭などの演説などでよく耳にするのが“脱原発”とか“卒原発”、あるいは“廃炉”という言葉です。






鉄鋼所の廃炉。
これなら理解できます。
鉄鉱石やらコークス、石灰石やらの供給を止めれば、あとは解体するのみ。



しかし、原発の廃炉というのは理解できずにいます。

手順としてはおそらく、減速棒を入れて連鎖反応を止め、徐々に燃料棒を引き抜いていくのでしょう。

で、その燃料棒はどうするの?

また、開放型プールに何万年か何億年か知りませんが、保管ですか?

日本の気候が変化し、大量の水の供給が困難になった場合は?また、数十万年後に人類がいなくなった後は?





いや、そんな先の話ではなくて、もんじゅにいたっては、どのように一次熱伝導体を引き抜いて保管するのか、私の頭では理解出来ません。





福島にあるタイプなら、一次熱伝導体も水でしょうから、燃料棒引き抜き分離、保管後に一次熱伝導体たる水をバレないように薄めて海に垂れ流しすればよいでしょう。この間みたいに。



しかし、もんじゅ型はどうするのやら。

水や空気に触れたら大爆発。


燃料棒を抜きつつ、一次熱伝導体が固化する直前にこれも抜き取らなければならないでしょう。

ナトリウムを熱いまま石油に保管するのは、あまりに危険。


では、どうするの?



窒素100%の密閉室へ流しこみ、その後で細分化し石油なんかに浸しておく?




うーん。


分からない。

あるいは、最近は石油より安価で安定した保管材があるのでしょうか。


ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。





廃炉の意味、その具体策が理解できない、草むしりじいさんのボヤキでした。





※ 追記

考えつきました。

燃料棒抜き取りと並行して行なわれるであろう、一次熱伝導体のナトリウムの抜き取り。

反応熱の減少により一次熱伝導体が固化する前に、この配管をナトリウムの融点以上、沸点未満の(おそらく200℃~400℃くらい)にしておき、ここを通って無酸素、無水室に送りこみナトリウムの回収を行えばよい。


これだけナトリウムがあれば、高級車両の廃熱システムが何百万、いや何億台生産できるのだろう。

しかし、高級車にはなかなかアンタライな物質を使っていたのですなあ。


素人がいじると大変なことになりそうだ。