魏志倭人伝と宇治十帖&藍富士 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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この題名を見てコンピュータとか統計学とかを思い浮かべた方は、ある意味マニアか、例の名物教授の講義を聴いたか、教授の書いた書物を読まれた方だろう。









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宇治十帖とは、小説としては世界最古と言われている『源氏物語』の後半の十帖を指す。

この小説後半に関しては、前中盤まで書いた作者とは異なる可能性が高いことは、古くから指摘されていた。

これにコンピュータの能力を借りて、統計学的に同じ作者の可能性は極めて低いとしたのが、魏志倭人伝を現代科学を駆使して分析したことでも知られる安本美典氏である。

彼の通称『魏志倭人伝』における1里の求め方、神話上の天皇などの年齢推定方法に強い刺激を与えられた。

その基本的な考え方は実に単純だが、非常に納得の行くものだった。


宇治十帖に関しては、名詞から助詞に至るまで統計的分析を行っているようだ。
これが全くことなっているからと言って、必ずしも別人とはいえないが、かなり高い可能性はあるだろう。

同様に、上述と正反対のこともまた、同じようにコンピュータの力を借りて分析することも可能に違いない。

が、カンピュータはときにコンピュータを上回る場合もある。


ある言葉などに敏感に反応してしまう。


このあたりは、むしろ心理学の話になるだろうか。




話は変わるが、今日の富士は美しかった。




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