大陸の暴動ではなく、暴動報道に思う | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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かの国ではさほどの問題ではない、よくあることだろう。
今回のような状況にはならなくとも、ある意味当たり前のことだし、かの国の人口からみれば規模が小さすぎる。

こうした暴動自体は、私はあまり驚いてはいない。

少しおやっ?と思ったのが、珍しく見たテレビ番組で一部暴動を報道していたからだ。さすがに国営放送局は株主さんに遠慮して、大使館前のおとなしく礼儀正しい暴動だけだったが。


今まで日本のメジャー放送局は、かつて締結した協定に縛られ、仮に事実でもかの国を悪く扱う報道は禁じられていた。いや、今でも西方関連報道など今回と比較できない内容は、“自粛”しているようだが。

しかし、マスコミもなかなかやります。


つい先日までは、国営放送局などはどんどん大陸で仕事をしましょう!と一大キャンペーンを打っていたのではないの?


ある程度あちらを知っている方ならば、何をバカな。
ごく一部の量販店など販売企業を除けば、今はむしろ撤退の時期。製造業などの進出は有り金すべてドブに捨てる覚悟があって初めてできること。儲けようなど、こと製造や開発に関しては自殺行為と思ってきたし、また、私も何度か記事にしている。


さあ、これからのマスコミがどうかの国を報じるのか、特に株主の顔も立てなければならない国営放送局がどう変わるか、あるいは変わったように振る舞うのか。




このあたりは、次に民主党の大敗が見えているだけに、ある意味興味深い。

マスコミとは、こうした政権なり力なりの間をうまく生きるのを本業とすると私は感じているから、その変わり身の速さ、芸術さに注目しよう。





しかしなあ、放射性物質にしろ自然現象にしろ、あと少し政治的ではなく、科学的な話を報じて欲しいものだ。





まあ、無理な注文だろうが。



日本人のように、嘘に慣れていない民族は、瓦版が事実を伝えていると思ってしまいます。


また、事実ではないと分かっていても、それを指摘すると明日の飯が危ない社会にもなってきています。


私はかの国には、足掛け1年くらいしか住んだことはありません。

しかし、私文書検閲やら突然電話が切られたり、公安さまの尾行、いや身柄の安全を守るための好意的なチャリティーガードは、ある意味当たり前でした。


でも、当時外国人に手を出したら、その人はどうなるかは今の1万倍くらい厳しい結果となったでしょうがね。

その意味では、開国初期のかの国は、外国人にとっては世界一安全だったかもしれません。


また、昔から慣わしである賄賂文化を大切にするところだなと感じました。




今はどうなのでしょうか。


この暴動報道のある数日前に大陸入りした方は、防弾チョッキを買うような話をしていたとタバコ部屋の話に出ていましたが、ひょっとしたら役にたったかも知れません。



まあ、貸した物を返してねという話ですから、もともと危険極まりない仕事ですがね。

今の私なら、危険手当てをいくら積まれても正直遠慮します。