半公共の場所だから、誰かが植えたのだろう。
心ない訪問者が引き抜いたりせぬことを願うのみだ。
御苑では、フキノトウを持って行く輩がいるという。
訪問する資格がない。
話は戻って、ジュウニヒトエの姿から。

一方、こちらは園芸用外来種のセイヨウジュウニヒトエ。
かなり繁殖力があるから、在来種は危機に追いやられてしまう。

これはセイヨウジュウニヒトエに似るが、茎が地をはうキランソウ。
これは野山で、比較的よく見られる。

なお、かなり遠縁だが、ホトケノザもジュウニヒトエと同じシソ科だ。

なお、これは何度か記事にしているが、このホトケノザは春の七草のホトケノザとは全く関係がない。
春の七草に出てくるホトケノザとは、タンポポに近いコオニタビラコのことだ。
下の写真は、コオニタビラコの兄弟にあたるヤブタビラコ。

コオニタビラコとほとんど区別がつかないヤブタビラコ。
ちなみに、スーパーなどの七草セットには、ホトケノザとしてコオニタビラコではなく、やや遠縁のオニタビラコが入っていることがあるらしい。

コオニタビラコに名前は近いが、種としては少し離れたオニタビラコ。
なお、下の写真にあるムラサキサギゴケやトキワハゼは一見似て見えるが、シソ科ではなくゴマノハグサ科であり、非常に離れた種類だ。

