緑の日→(改題)昭和の日 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
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どうもこの名前に馴染めない。私たち世代にとっては、4月29日は天皇誕生日である。

それはおいておこう。

さて、昨日は散歩途中でざわざわが始まり暗くなるまで続いたが、それまでの時間に面白いものの写真が撮れた。


多くの方々に知られてはいるが、それらの意外な姿だ。


例えばこれ。



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ロウバイ(蝋梅)という名前や花は知っていても、その実はあまり知られていないだろう。

まるでホヤかパイナップルのような実をつける。 さらにすごいことは、この実は来年春まで残る。
今も去年の干からびた実を見ることができるのだ。




また、サクラを知らない大人の日本人はほとんどいないと思われるが、こんなサクラを見たことがある人は少ないのではなかろうか。


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おまけで、ヤマザクラあたりの実の写真も。

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カエデといえば秋の紅葉だろうが、種類によっては晩春でもこんな風景が見られる。


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ついでに、なかなか洒落た花も。


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コウゾといったなら、ミツマタと並ぶ和紙の原料。
この花は、去年の夏から待っていた。


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一見ランブータンに似た実だが、全く違う。
ランブータンがライチのように皮の中にできた果肉を食べるのに対し、これはクワの仲間でイチゴのような実ができ、これを食べる。美味いかというとかなり微妙な味で、多くの方は噛んだだけでごめんなさいだろう。
ネバネバするのである。






これは近くの雑木林に入って、千葉では初めて見たイチヤクソウ。

この実も、ロウバイに似て1年以上昔の実を付けている。

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2年前までは1株しかなかったが、去年の秋に3株に増えているのが分かった。
一番若いものも、元気に生長している。


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イチヤクソウは名前の如く、1本すべてが薬になる。そのためではなく、野草ブームでかなり乱獲され、現在は相当減っているようだ。

これを鉢植えや庭に植えようと考えるのは、あまりに自分勝手である。
イチヤクソウは寄生植物のようなものだから、こいつを鉢植えにするのは餓死させることと同じだからだ。

この花は小さいながらも美しい。だから狙われたのだろう。
この林のやつは、今年も花を楽しませてくれるようだ。






真冬でも緑を絶やさない、大変珍しい野草である。









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