『350度を超え、温度計が振り切れた』
この表現だけで、この記事を書いた記者の勉強不足が分かってしまう。
が、まあ、いい。
このへんは言葉のあや。
こんなことに難癖をつけたら、目くそ鼻糞をなんちゃらになってしまう。
だから、あと少しだけ深いところを考えよう。
摂氏400度程度が測定限界の熱電対ということは、コンスタンタンあたりかな。
驚きましたなあ。
大学の実験でさえ、1000度くらいまでは平気の平作さんの、白金ロジウム熱電対を使うんじゃなかろうか。
家庭のお風呂ならこれで十分でしょうが、超圧力釜なら300度や400度の水は当たり前ではないの? たとえば、水晶を作るオートクレーブみたいに。
で、こうした場合には、想定される温度の2倍の800度くらいまで計れる機器を設置するのが常識だと思うんですがねえ(正しくは、摂氏400度の2倍は摂氏800度ではなく、摂氏1340度くらいだと思うが)。
でも、その温度計には、大変な長所もあります。
はい。経営にとっては、非常に重要なことでしょうね。
そうです。リーズナブルプライスだということです。
しかし、驚きました。
そんな熱電対を使っているとは。
報道を見る限りでは、この予想は多分当たっています。