比較するのは可哀想だが、 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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最先端技術を駆使したに違いない設備で、温度計が3つというのは、なんとも信じ難い数だ。

たとえば、スーパーカミオカンデでは11,000個以上の検知器がある。


いや、研究設備と営業設備、素粒子の世界と原子の世界を比較しては可哀想かも知れない。

しかし、それにしたって、あれだけのがたいなのだから、100個や200個の温度計は当たり前だろうし、おそらく事故前にはあったのではなかろうか。


事故後、この3つの温度計を設置するのには、筆舌に尽くし難い世界があったかも知れない。

その意味では、作業員の方々に拍手だ。



しかし、やはり3つとはなんとも心もとない。

通常運転時ならば、温度計の1万個や2万個は、1時間緊急停止することを考えれば安いものだろう。


しかし、今は1個の熱電対を設置することは、ライオンやトラに鈴を付けるような生易しいものではないはずだ。





ただし、これは、報道が事実を流しているならばという条件がつくが。