
“いえす。あい・あむ・あ・じゃぱにーず”
私はあえて観光客になってみた。
タクシードライバーは、見慣れた通りへと向かった。
ドアを開けたとたん、鉄の扉が閉まった。
東大寺南大門のあ像のような男が現れた。
ドライバーに1枚。門番に1枚。俺に1枚。それからお前の友達には3枚だと言う。
おいおい、ぼったくりもはなはだしい。
そうか。観光客だとこんな風になるのかい。
中森明菜の歌に出てくるその通りのアパートは、場所によっては実に家族的だ。ある時など“私が……うから”もあった。 (丁重に断ったが、これはプライドを傷つけてしまったかもしれない)
星州島・中森明菜通りで分かる人には分かる。
と、ローカルな話題でした。
どこの世界にも、ハンドルの遊びはあるものだ。
そういう意味では、最近の日本にはハンドルの遊びが少なくなってきている。
