顛末記★ミジンコの穴に自ら落ちる | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私がミジンコ観察をしていて、自分で掘った穴に、自分が落ちてしまった経緯をご説明しましょう。


最近のミジンコの動きがいかにもおかしく、どうもミジンコ網を作っているような臭いがプンプンしておりました。

例えば、頻繁に行われるミジンコ村の、アイドル衣装の着せ替えです。

単に振袖を取り替えるだけなのに、ひどく時間がかかったり、着物のお嬢さんに長靴を履かせてみたりと、あまりに不自然さが目立ちました。


おそらくこれは、長靴販売大型店舗がバックについていて、“着物に長靴なんて似合わないぜ。そんな文化は日本にはないがな”などと言った輩をチェックしているのだろうな、と考えました。



で、私は村のお稲荷さまにお参りしたわけです。

お稲荷さまの入り口には、おみくじとイリュージョン衣装の自動販売機があり、私は久しぶりに着物の柄を替えました。

ええ、今まで蛙だったのですが、虎にしたわけです。

参道から外れてぼさっこ(藪)に入りますと、今まで見たことのない草花が生えておりました。


で、毒がある花かも知れないなとは思いつつ、小学生の私は好奇心にまけて、ついついその花の匂いを嗅いでしまいました。



と、




あららら。


しばらくすると、頭がふらふらし、自分の家への帰り道が分からなくなってしまったのです。






はい。この花は、きっかり900秒で記憶を無くさせる危ない花だったのです。





それに気づいて、もう一度あのぼさっこに行ったのですが、どうしてもあの花を見つけられませんでした。

ですから、今も900秒の夢が覚めぬうちに、夢の中で900秒内に夢のメモを取りながら、これを書いています。



これをご覧の皆さま。

15分とか30分、1時間なんて言う名前の花には気をつけましょう。


へたに触ると、私みたいになりますよ。


みんなのお家を回っているうちに、いつのまにか、15分が経ってしまうこともありますから。



そうしますと、お米は買えませんし、雉にも会えなくなります。

さらにさらに、もう一度自分のお家探しから、やり直しになります。




ご注意を。