北海道には非常に特徴的なラインがあります。
これはカムチャッカ半島から千島列島南岸を経て、根室、釧路、十勝、浦河湾と南西に伸び、その先端は下北半島の付け根八戸あたりにまで連なる太い筋です。
数日前から、少しずつストレスの発散が始まりました。
現在やや揺れている浦河湾付近や十勝のものは、規模は小さいですから、今のところさほど問題ではありません。
むしろ気になるのは、より東側、つまり日高山脈より東側です。
北方四島付近では、かなりの規模の動きがあります。ただし、まだ震源が深いところにあるため、地上までは、あるいは本島までは揺れが伝わっていないと思われます。
北海道の揺れの伝わりは大変奇妙で、オホーツク海を震源とする深い地震では、オホーツク海沿岸では揺れを感じないのに、太平洋側では震源1とか2とかになったりすることもありますが、その理由は分かりません。
一方、北海道の西、日本海側では、未だに奥尻島付近で細かい揺れがあります。
おそらくこれは、昔の大地震の名残でしょう。
人口が少ないことなどもあり、あまり注目されていませんが、まだストレス発散が不十分と思われ、引き続き東部では多少揺れ対策が必要かと思われます。
また、この一連の動きの中で八戸付近を震源とする地震も時折ありますから、東北大地震の予震対策で万全を期しているとは思われますが、やはりしばらくは警戒が必要かなと感じています。