タマタマコの君と、シロミ(江戸下町弁)の君 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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タマタマコの君は金持ちである。
とにかく全身を金で塗り固めてしまうくらいの、バブル金満家だ。

今や金はグラム4000円と跳ね上がり、金座のデッパニネー本店は、ウハウハの世になったから、タマタマコの資産たるや計り知れないものがある。

が、私には一緒になりたくないわけがあるのだ。

名前から分かるやも知れないが、まさにタマタマコだからだ。
いくらニューヨーク州で法的に認められたとはいえ、またいくら私が多趣味だとはいえ、そちらの趣味は持ち合わせてはいないし、これから持つ予定もない。


一方、ヒロミ、まあ私は下町育ちだから、ヒロミとは書けるが発音がどうしてもシロミになってしまうあいつも問題がある。

確かに名前通り白身ではある。

出るべきところも出ているし、凹むべきところも凹んではいる。

が、まさに白身、全身が白いのだ。

うーん。白いのは嫌いではないが、また白魚の指とかも涎を流してしまうが、どこもかしこも真っ白だと、なんだかデッサンに使う石膏を思い出してしまう。

やはり、ぷっくり山の頂にあるツンツンしたあたりとか、パンパスの丘の後ろにひかえ静かに水をたたえたレマン湖のほとりあたりは、真っ黒黒助だといささかたじろぐが、また、薄いピンクなどという贅沢も言わないが、なんらかのアクセントは欲しいものである。