摂氏40度について考える | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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摂氏40度とは、いったいどれくらいのところに位置する温度なのかを調べてみた。


現在の人間科学で考えられる一番低い温度というのは、摂氏でいうとおよそ-273.15度になる。

-500度とかは存在しない。

というのは、-273度を少し下回る温度では、すべての動きが停止すると考えられているからだ。
原子の振動もない。
すべてが固まった状態。
これを絶対零度などと呼んでいる。


では、高い方の温度は?
太陽表面あたりは5500度くらいと言われているが、太陽の周りのコロナ部分では、どのような温度か想像できない200万度くらいであろうと言われている。
しかし、これはまだまだかわいい方で、宇宙生誕の際の温度は兆を超え、というか温度とかいう見方ではいけない状態であったようだ。
とにかく、砂つぶ1個(正確には無、またはマイナス)の大きさの中に、私たちがはるか130億光年かなたに見る(これも正しくは見るのではなく、電波望遠鏡とコンピュータが解析)宇宙全体が集まっていたのである。

分かりやすく言えば、太陽を1兆個の1兆倍くらい集めて、砂つぶ1個にしたような状態だ。
あらま、余計分からなくなるか?

ところで、マイナスの大きさってなんじゃ?となるが、これを話出すと紙面が足りなくなるという口実を設けて、説明を省略したい。


こうした温度は実生活からあまりにかけ離れているので、実際に地上で観測した結果を見てみよう。

まずは日本から。

最高気温では、長い間記録に載っていた山形が3位に転落。
現在公式に認められている最高気温は、2007年8月16日の多治見、40.9度だ。
1923年9月2日、足立区で46度以上の記録があるが、これは関東大震災の火災の影響のようである。
最低気温は、100年以上旭川が記録を保持している、-41.0度(非公式記録では、-45度などもある)。

これは1902年1月25日に観測されたものだが、この前後に悲惨な八甲田山行軍遭難事件(1月23日~27日の間に、210名中199名の兵士が凍死)が起こっている。



なお、大変意外なことがある。

日本の都道府県のうち、記録した最高気温が最も低いのは、沖縄県である。

ご存知だったろうか。






ただ、世界をみると、リビアやイラクで最高気温60度くらい、ロシアオイミヤコンで最低気温-60度近い記録もあり、まだまだすごいところがある。


ちなみにオイミヤコンは、冬の“平均”最低気温-45度、夏の“平均”最高気温15度くらいあり、年間の気温差は平均で60度、最高、最低だけとると年間の気温差80度もあるところだ。

この付近には、日本人に近いミトコンドリアDNAを持っている種族がいる。