
私はペットボトル派
長老から話には聞いていた。
かつて神が天から与えし、それがあったと。
が、俺はそんなものは作り話。この世にそんなものはあるかい、と鼻で笑っていたのだ。
が、確かにそれはあったのだ。
天から降ってきたものではない。
カランガカランガ川に浮いていたのだった。
長老の話は本当だったのだ。
このような秘宝があるとは……。
枕にもなる。
滅入ったときには、太鼓にもなる。
背中のハエを追い飛ばすのにも便利だ。
しかし、何よりも信じ難いことは、透明で向こう側が見えるのに、その中に水を入れられることだろう。
それを振ると、ペット、ペット、ボトル、ボトルと、ナナチャリンコンガメラワンがルンガーの飾りをつけたかわいいおっぱいを揺らすときのような音がした。