子どもから聞いたが、5月6日首都圏直下型地震説なんという話があったらしい。
まあ、6日はあと1時間くらいあるから、完全否定はできないが、まだそんな噂を広めたりすることがあるんですね。
先の地震のように2、3日前の地震が本震かと思ったら、実はむしろ前震だということもあり、予想が難しいものがあることは確かでしょう。
しかし、ある程度規則性などがあるものは、およそ予測が立てられます。
例えば、現在エトロフやクナシリあたりで、やや大きい深発地震が起こっており、北海道東部から南部さらに下北三八地方まで細かな地震が多発しているので、近々やや大きめのものが起きやすいとか、三陸から房総沖は相変わらず活発に動いており、プレート由来、深発性のものも多発しているため、収まるのはまだ先のようだとかです。
確かに、関東南部のやや深いところにストレスが貯まってきているようなので、今日明日はともかく、1週間とか1ヶ月とかのうちには栃木南部~茨城西部~千葉北西部~埼玉東部~東京東部~大島~神津島あたりにかけて、やや規模の大きい地震があってもさほど不思議ではありません。
ただそれは、よく話題になる首都圏直下型の大地震とは規模がかなり違うように感じます。
仮に栗駒山、紀伊南部、富士山付近、飛騨高山、長野北部、秋田内陸部と同じような形で地震が起こるなら(これらの地域は引き続き地震が継続)、日光付近や島根、熊本あたりでも、近々やや強い揺れがある地震の可能性はあります。
ただし、過去の例では最大震度4、局部的に震度5弱になったものの、目立つ被害はなかったと思います。
おそらく比較的近い将来、南関東を震源とする最大で震度4~5弱程度の地震が起こる可能性は高いと思われますが、今のところ即首都圏大地震に直結するとは考えていません。
2011年5月6日
22時30分。
文責:しま爺