高分子ポリマーにて止水を検討とのニュースがあります。
私の言うところの“おむつ作戦”での注意点なども、ついでに記させていただきます。
当然分かっているとは思いますが、びっくりしたことがありますので。
とにかく、亀裂にコンクリートをそのまま流し込むような信じがたいことをされたようなので、不安になったわけです。
①
高分子ポリマーは、そのまま亀裂に流し込むのは問題です。
半透膜などでの包み込みがいいかどうかは専門家に聞いて欲しいのですが、とにかく裸で直注入は後処理が難しくなりそうです。
十分ご検討ください。
②
地下水にしみ込んでしまったものは、もう事実上手がつけられません。
ですから、その流失を食い止めるのではなく、現在溢れ出している水の回収を早くするべき。
仮にコンクリートを詰めるにしても、高速高圧耐水性ジェットを使うべきであり、これは目立つ部分だけではもちろん意味がありません。
当然、格納庫内部(床)の亀裂やパイプ、ドレインなどからもどんどん地下水に流れ込んでいますから、こちらの補強も大切。
③最悪の場合、2号機では燃料の一部が施設の地下にまで食い込んでいる可能性もあり、こちらはアメリカ軍にお任せするしか現実に手はないでしょう。
こんなことをしてこれ以上の人災を作らぬよう、昔のしがらみやメンツは棄てて、早くアメリカさんに任せた方がよいのではないでしょうか。
まあ、民主党の背中がなかなか頷かないのかも知れないのでしょうけれども。
まさか、誰かさんのように3億や4億人消えても大丈夫だぁ、とかじゃないですよね。
仮にそうなら、オウム顔負けですな。