★この記事は2011年3月13日15時43分に掲載した記事です。
ある方の言い訳記事を見ていて腹が立ってきました。
再掲載します。
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私は原子力発電そのものは必要だと思っている。
つまり、原子力発電絶対反対とかを唱えてはいない。
ただし、今ある施設や現在の発表には虫酸が走る。
施設に関しては、今ここで述べるべきではないと考え、割愛します。
で、視点を今回の発表に絞ります。
まずは、福島原発。
この1号機は、昔からいろいろな問題があったことは、あやしいものもあるが、インターネットレベル情報を見ても明らか。
さて、最初に冷却水の減少が伝えられた。
その頃は、ずいぶんとのんびりしており、冷却水を入れればよい、安全ですよ的な報道だったと思う。
馬鹿にするのもいい加減にしろ、である。
炉心がむき出し、あるいは高圧となっている1次タンクに、どうやって注水するというのだ。
1次タンクは、放射性物質漏れがないように、外部との接点は厳重に管理され、外側から簡単にタンク内に注水などできるはずがないではないか。
もし簡単に注水できるなら、放射性物質などははるかに簡単に外部に漏れてしまう。
外には漏れません。しかし、外から内側にはすぐ入れます?
そこまで馬鹿にしますかい。
さらに、水とは水素と酸素でできているわけです。
水素爆発があったということは、水が分解されて水素と酸素になったのではないの?
なんらかの理由で水素ができた?
ああ、小学生の理科のやり直しです。
急激な発電停止にともなう被膜管のピンホール。
ジルカロイドの破損による水素爆発。
そういうことではないの?
素人考えでは、そうなります。
なお、今しがたの女川原発の報道。
どこまで矛盾に満ちた発表をする気ですか?
女川と福島って、20キロメートルくらいしか離れていないの?
はぁ。
馬鹿馬鹿しいというか、かいわれ大根事件で、今の首相がパフォーマンスをしたのを見て以来の怒りを感じています。
さらに3分前の会見。
水素が外の格納庫天井にたまっている可能性?
奇妙な理論だ。
やはり、たぶんピンホール発生の可能性、 ジルカロイドが損傷しているのだろう。
仮に発表通り格納庫に水素がたまっているなら、それは放射性物質が外に出てきているという意味と大差ない。
圧力の単位の発表の仕方にもツッコミしたい。
小数点をつければ、心理的安心を与えやすい。
と、私は受け止めました。
しかし、あの発表はよくなかったですね。
高齢の技術者がいて、誰にも分かる昔の圧力単位を書いた。しかし、それを現在の単位に変換、さらにその場で、3桁上に言い直し。
すごく頭がいい。
いや、単位変換の話ではないですよ。
そうした気遣い?です。
おそれ入りました。