10万円金貨 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

買ってから1度も使っていないものブログネタ:買ってから1度も使っていないもの 参加中


かなり昔の話になるが、戦後最初に発行された10万円金貨がある。

確か、出雲の酒屋さんが首相になる直前だったと思う。
当時私は海外にいて、その酒屋さんの姪にあたる方の息子さんの家庭教師(公認裏バイト)みたいことをしていた。

そんなこんなで、1枚だけお付き合いで買ったものだ。

が、あれは世界の常識からすると、非常に不思議な金貨だった。

例えばクルーガー金貨なんかは、表示されている額面は、金地金よりはるかに低いものにしてある。
これは、簡単にできる金貨の偽造を防止するためである。

が、その金貨は、製造加工費を入れても、せいぜい4万円くらいのものなのに、表示は10万円だ。

一部で偽造が騒がれた所以でもある。


海外から日本に戻る時に持ち帰ったものの、どこかに置き忘れている。

日本に戻る時には、細々としたものは知人に分けたり、あるいは部屋の中から、いつの間にかなくなってしまっていた。


が、あの金貨を無事日本に持ち帰ったまでは覚えている。

生活苦に、あれも手放さなくちゃならんかねー。

とはいえ、どこだったっけかなあ。

今の家にはないことは分かっているが。