が、それは悲しい時ではない。
むしろ、つらさなどには鈍感になってくるのだ。
垣根越しに覗いては、読み逃げを決め込んでいたブログがあった。
が、先日のブログにはいたたまれずコメントをした。
それは、運の良くない、主人公の叔父さんについての記事だった。
叔父さんが送ってくれる半分虫のついた山栗を、よっている主人公の母の姿と叔父さんの姿に、ついつい涙してしまった。
似た経験があるわけではない。
が、心の奥に滲み通る何かがあった。
いいものを見たと思った。
こうした感覚を、大切なものとして残していきたい。
改めて、そう思ったのだった。
梅軒さん。
素晴らしい文章をありがとう。
