えー。フランスに住んでいたことはあるんですが、如何せん、ハイジの住むような山奥。
とにかく、灼熱のシンガポールからの出張で、機内で一夜明け、しばらく大英博物館の空気を吸ったのち、初めて会うロンドンっ子にスイス国境まで連れていかれて、はいバイバイでござんした。
(そういや、初めてロンドンに行ったのに、かなり離れたサットンにある会社まで、1人で行きましたわい。今じゃできないな)
フランス語なんざ、学校でも自宅でも学んでいません。
幸いにも、スイス国境あたりはドイツ語っぽいフランス語だったためと、必死で英語で話してくれた方などもいて、足掛け1年。美しい自然と旨いチーズ、ちょっととんがったところもあったりする、若いブルゴーニュワインの中で生きられました(栄養学的にも、味も、フランス料理たいへん優れていると思います)。
そういや、プノンペンから逃げてきた、中華料理やカンボジア料理を出す地元では有名な“日本?レストラン”のマダム姉妹はどうしてるかなあ。
逃げてきたと言っても、逃げられた人は、相当すごいんですけどね。ちなみにこの姉妹のオヤジさんは、県の親分か、その片腕だったらしい。
かなりの、東南アジア美人姉妹でした。
ちょくちょくお邪魔し、お友だちにもなれたが……。
さて、前置きはこれくらいにして、おふらんす語笑劇の始まり、はじまり。
以前記事にしたものと同じフランス語もありますが、日本語の説明(・・?)は違いまする。
いつもの如く、●が日本語、★がフランス語もどき。
●これ何だい?
★消す、消せ
→えっ?訊いてはまずかったの。
※前回は、お尻がどうのこうのと、品がありませんでしたね。今回も五十歩百歩ですが。
●トイレはどこかいなあ?
★うーん、そンれ、問われっと。
→【参考】(北関東弁:ええ、それを訊かれますよ)
→はい、力んで訊いていますから。
●(値段は)いくらですか?
★コンビニゃん
→お金を払うのは、別にコンビニに限らないでしょう。 だいたい、フランスにコンビニなんざ無かったような。いや、田舎だったからか?
●分かった、分かった。
★銃、痕富乱(こんぷらん)
→分かったと言っているのに、マシンガン攻撃はないでしょうよ。
●①さあ、どうぞ(召し上がれ)
②うわあ、すごく美味しい!
★①藁。
②取れ、取れ、盆。
→召し上がれと言われても、ワラじゃあねえ。馬や牛じゃないのだし。
ええ、そんなお盆は、早く持って帰ってくれですよね。
●こんな感じよ~ん。
★混むさ。
→?。混むのは電車だけで結構ですたい。
※このフランス語好きです。イントネーションと、これを言う時の鼻の感じが、なんとも言えずムズムズします。
あらら、違う方向に走りそう。
●禁煙です。
★で反す、どぅ・秘ゅめ。
→隠れタバコですか。高校生みたいですな。
●水をください
★泥ー、汁婆付礼 (しるばぁ・ぷれぃ)
→できれば、マドモアゼルに持って来て欲しい。
泥水じゃないやつを。
なお、汁婆付礼は懇願する際の常套句として訳する場合には、“知場付礼”です。
やはり、おふらんす語には手を出すべきでは無かったか?
ちなみに、私、キーフ・ロワイアルの R の発音が素晴らしいわ、とアラン・ドロンがよく行く花屋さんで看板娘をしていたマダムに、褒められたことがありました。
まあ、お世辞でしょうが。
しかし、日本人には、あの R を世界一美しい言語の一つと思うことは、なかなか難しそうですね。
さて、これにて、外国語特訓講座 霜月はおしまい。
ご静笑、ありがとうございました。
また、一部の方には、記事の押し売り、失礼いたしやした。