先週末に出したクイズの答え、まだでしたね。
で、もう一度見てみましょう。

この写真1と同じ種類のものは、

この写真2か、あるいは

この写真3のどっちだ?
というものでした。
答えの前に、大ヒント。
写真2のクローズアップ。

分かりましたか?
答えは、写真2の方。
えっ?
まだ、分かりませんか?
花びらをよく見てください。
写真1の花びらは150枚、写真2は147枚。
一方、写真3は花びらが89枚。
なーんて数えたりはしませんが、よく見てください。
写真1も写真2の花びらも、糸のようですよね。
一方、写真3の花びらは、少し幅があります。
はい、写真1と写真2は、ハルジオン、
春先にのみ花が見られるキク科植物。
写真3は、やはりキク科ですが、ハルジオンより1ヶ月くらい後から花をつけはじめますが、秋ごろまで花が見られるヒメジョオン。
つぼみの時は、ハルジオンは下を向いていますが、ヒメジョオンはツンと上を向いているなどの違いもあります。
が、誰にでも分かる判別方法は、ハルジオンの茎が中空なのに対して、ヒメジョオンでは芯が詰まっていることでしょう。
キク科植物は、日本にはたいへん多くの種類があり、ちょっと野道、いや、街中の街路樹下や空き地を見ただけでも、すぐに10種類くらいは見つけられます。
キク科植物は、ヨモギ、ハハコグサ、ホトケノザ(注意:紫色の花を咲かせるゴマノハグサ科のものではなく、コオニタビラコの昔の名前。下記参照)、あるいはヒマワリのように、人の生活に身近(ヒマワリを含めて食用)なものです。
が、一方でブタクサのような嫌われものもまた、キク科植物です。

ホトケノザ
★春の七草のホトケノザではない。これは有毒。

コオニタビラコ
★こっちが、春の七草のホトケノザ。