やっと今朝(時間的には、もう昨日ですが)になり、この頃としてはまずまずの状態。
で、先の記事に書きましたように、岩田さんの個展に行ったわけです。
実は、銀座は田舎などより分かりやすい地理ですし、また、裸でもない限り、どんな格好でも大丈夫なので、昼間なら私には行きやすいところです。
(夜は、私などお呼びでない爺さんですが)
で、迷うことなく目的地に到着。
いやあ、しかし、ずいぶんお邪魔してしまいました。
また、いろいろと専門的なお話まで聞かせて(岩田さんには基本的なことでしょうが、私には珍しいことばかり)いただき、ありがとうございました。

その作品は先にも掲載したような素晴らしいものばかり。
中でも、これはおっ!という作品。

制作過程、加熱手順と注意点等々、たいへん為になりました。
私の夢は、自分で探した土で、自分の釜で焼くことですので、これはたいへん興味深く聞かせていただきました。
さらに景徳鎮、あるいは島原の土やらうわぐすりの種類まで、とにかくうなる話ばかり。
たいへんありがとうございました。
さて、帰りに松屋通りを歩いておりますと“関根恵子”の名前がある画廊が目に飛び込んできました。
関根恵子さんといえば、私たち世代には忘れられぬ存在の女優さんです。
ほう。あの方も絵を描いているのか?と、その画廊の扉を開けます。
が、残念。
同姓同名の絵描きさんでした。
さてさて、有楽町まできたら、もうあそこは目と鼻の先。
またまた、例の日本で一番本籍登録者が多い屋敷の外庭にお邪魔することといたします。

まずは、こんな高層ビルを背にした江戸時代に建てられた門をくぐります。
と、

こんなものが出迎えてくれ、
警備員からプラスチックの入園証みたいものをもらい、こんなところや、

こんなところに出ます。

いつもながら、ここは国際色豊富で、今日は珍しく日本人が半数近くいましたが、聞こえてくる言葉、広東語、ドイツ語、ロシア語、タイ語、よく分からないが北欧の言語……。
今日は不思議なことに、英語、フランス語、ハングルは全く聞けず。
やたらとロシア語が耳に入ってきたのが異様でした。
さて、そんな中で、私は以前から思っていたことが正しいことを確認しました。
何かといいますと、他とある程度隔離された環境なのだから、ここにはここ独自の生態系があり、他では見られない植物があるはずだ。
ということです。
なんと期待通り、私の人生初のものを発見しました。
これを見てください。

えっ!と思った方は、ある程度野草の知識がある方でしょう。
そう、ドクダミです。
ドクダミは花びら(正しくは花びらではなく、総苞片というが、花びらのが分かりやすいので、ここでは花びらとすます)が4枚か、二重の種類なら8枚のはず。
ところが、これは5枚です。
まあ、四つ葉のクローバーみたいもので、自然界では理論的には珍しくないのでしょう。
しかし、私は初めて見ました。
さらに、実はこれ一つだけではなく、近くで5体の5枚の花びらを見つけたのです。
これは、自然界の突然変異としてはあまりに高いため、あるいはその遺伝子を持った固有種に近づいているのやも知れません。
なお、その中には、さらに変異したものがありました。

お分かりですか?
ドクダミの花びらは、卵型の緩いカーブを描くのが普通ですが、これは外側に凹分があり、紫の縁取りがあります。しかも5枚。
もし、植物鑑定団のようなものがあったなら、これは他とは一桁、二桁違いの価値とみなされるでしょうね。
さてさて、お待ちかね。
ここからが、記事題名に関わるものです。
広い池には色とりどりのコイが泳いでいます。
が、私が橋の袂に近づきますと、こんなコイがやってきました。

はい。どう見ても人面魚。
普通なら、民放のテレビ局が押し寄せるでしょうし、最近売れ行きの悪い週刊誌ネタにも取り上げられることでしょう。
が、流石にここでは、そんなことはしないでしょうし、できないでしょうね。
とにかく、訪問者とガードマン。どっちが多いの?状態ですから。
