ただ純白なだけでは、なかなか色気を感じることはできない。
黒があって、初めて白を意識でき、色気も感じられるようになる。
つまり、白の中にアクセントがあること。
曲線と共に、意識にのぼらない鋭角があることが重要である。

森の中の杉の木ではいけない。
孤高過ぎたり、孤独であったりしてはならないが、自分の足で立っていることも大切だ。

否、森の木々であってもよいかも知れない。
ただし、その場合には、全体のハーモニーが最も重要視されるだろう。

明る過ぎると、色気は半減する。
少し陰を帯びたくらいのが色気を感じさせる。
