私の高校は、 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

スポーツと音楽の世界では、全国的にも知られたことがあるところです。

場所によっては違う面でも全国的なのですが、これはあまり名誉ではない、いや、極めて不名誉なことなので有名です。


公立高校にありながら、私立高校真っ青な学校でした。


お年寄りの方ならご存知の、東京オリンピック金メダリスト、体操の遠藤選手(子どもの頃握手した)や、ダークダックスを呼んだり、はたまた、鳩さんの糸を操っているかも知れない、あの方を強烈に批判した藤原某を呼んだり、成績優秀者には、当時で時価10万円(大卒新入社員の給料以上?)相当の金メダルをあげたり、とにかくユニークな学校でした。



現代国語の先生は、校長が来ないことを確認させながら、先日亡くなった井上ひさし『青葉繁れる』を朗読してくれたり、科学の先生はある化学薬品(処○の特殊な場合の匂い)を調合してくれたり、物理の先生がピアノを教えたり、はたまた古文の先生が催眠術の実践等々。


今考えると、ハチャメチャでした。



それでも、毎年東大などにも何人かは行っていますから、イノシンの出るど田舎にしては、まあまあの進学校だったかも知れません。

特筆すべきは、地理の先生でした。

この方には、授業時間に地理を教えていただいた記憶がありません。

ほぼ100%、落語の授業でした。


が、私は大学受験では、地理はおそらく全受験生のトップでした。


ああいう先生方は、今の日本ではなかなか存在が難しそうです。


馬鹿らしい、無駄と思えることの中に、結構いいものが隠れていたりする。



なぜか、郷愁に耽ってしまいました。

まだ、酔っていますなぁ。


しま爺の平成夜話-NEC_0092.jpg