場所によっては違う面でも全国的なのですが、これはあまり名誉ではない、いや、極めて不名誉なことなので有名です。
公立高校にありながら、私立高校真っ青な学校でした。
お年寄りの方ならご存知の、東京オリンピック金メダリスト、体操の遠藤選手(子どもの頃握手した)や、ダークダックスを呼んだり、はたまた、鳩さんの糸を操っているかも知れない、あの方を強烈に批判した藤原某を呼んだり、成績優秀者には、当時で時価10万円(大卒新入社員の給料以上?)相当の金メダルをあげたり、とにかくユニークな学校でした。
現代国語の先生は、校長が来ないことを確認させながら、先日亡くなった井上ひさし『青葉繁れる』を朗読してくれたり、科学の先生はある化学薬品(処○の特殊な場合の匂い)を調合してくれたり、物理の先生がピアノを教えたり、はたまた古文の先生が催眠術の実践等々。
今考えると、ハチャメチャでした。
それでも、毎年東大などにも何人かは行っていますから、イノシンの出るど田舎にしては、まあまあの進学校だったかも知れません。
特筆すべきは、地理の先生でした。
この方には、授業時間に地理を教えていただいた記憶がありません。
ほぼ100%、落語の授業でした。
が、私は大学受験では、地理はおそらく全受験生のトップでした。
ああいう先生方は、今の日本ではなかなか存在が難しそうです。
馬鹿らしい、無駄と思えることの中に、結構いいものが隠れていたりする。
なぜか、郷愁に耽ってしまいました。
まだ、酔っていますなぁ。
