街中植物図鑑:蛇が食べるわけではないのです | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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バラ科
ヘビイチゴ属
ヘビイチゴ


バラ科というと、サクラやウメ、リンゴ、ナシなど、たいへん馴染みの深い花や果物の仲間です。

植物は花の作りをみると、だいたい何科かが分かります。

このヘビイチゴも、ピンクの花びらにすると、たいへんサクラに似ているのがお分かりでしょう。


ヘビイチゴは毒だ、という人もいますが、毒はなく食べられるようです。

ただ、毒々しい赤い実を見ると、確かに食べる気には起こらないでしょうね。


ところで、野草には、このヘビイチゴのように、動物の名前が頭につくものがたいへん多いのです。


まずは十二支順で挙げますと、

ネズミモチ

ウシハコベ

トラノオ

ウサギギク

リュウゼツラン

ジャノヒゲ

ウマゴヤシ

ヒツジグサ

サルトリイバラ

ケイトウ

イヌガラシ

シシウド


その他にも、身近な動物の名を入れた植物がたくさんあります。
ちょっと例を挙げますと、
スズメノカタビラ

カラスウリ

キツネノボタン

ブタクサ

キリンソウ

トキソウ

サギソウ

ホトトギス

ネコジャラシ(エノコログサの俗称)

コチョウラン
……。



多くの場合は、~のようなという意味合いです。
しかし、イヌがつくものの場合は、イヌタデのように、よくない、という意味で使われることが多いように思えます。