ノゲシ属
ノゲシ(ハルノノゲシ)
ケシという名前が付けられてはいますが、葉っぱが似ているだけで、全く関係がありません。
タンポポやアザミに近い植物です。
より大型で刺々しいオニノゲシ、秋に花を咲かせる大型のアキノノゲシなどの近縁種があります。
都会でも比較的よく見られる、たいへん古い帰化植物で、紫式部なども見ているはずです。



ところで、日本には四季があり、季節折々の花が咲きます。
そのため、草花の名前にも季節を表すものが入ることが多いのです。
例えば、
ユキワリソウ(雪割草)
セツブンソウ(節分草)
シュンラン(春蘭)
ハルジオン(春紫苑)
サツキ(五月)
ツユクサ(露草)
ボンバナ(盆花:オミナエシの俗称)
アキノキリンソウ
ヒガンバナ(彼岸花)
また、花の季節に関係はありませんが、【シモバシラ(花が霜柱に似る)】【モミジガサ(葉がモミジ状)】【カミナリグサ(カタバミの方言:実の弾ける様子を雷に喩えた)】などというものもあります。
補注
半ば野生化しているケシ科植物(ホピー)

ついでに、ムラサキケマンの田舎で咲くものも、掲載しておきます。
