えー、昨夜はあまり寝ていなかったのと、今日のなんだかんだで疲れが出て、“あら~、どうしたんですか”と、普段顔くらいしか知らないお方にも声をかけられ、久々にまだ薄明かりが残る時刻に会社を出たのです。
で、はっと気づいたら下車すべき駅。
バタバタッと電車を降りてきたのです。
と、はりゃ?
なんか足りないような。
はい、今日は珍しく着替えのスーツなんざ入れたアタッシュケース持参だったのですなあ。
で、
はい、置き忘れました。
が、さすが日本。
今駅員さんから、“それらしいものありましたよ”とのこと。
はい、今から取りに行きます。
なんせ、ケースの中には福澤様が厚さ30センチメートルの束になって遊んでいる。
(……わけがない。はい、スーツと今日の記念品だけでんな。……よかったあ。危ないものは入れていなかったぞ)
さて、見つかったのが、名前は日本最強、遅延・運休も日本トップの路線の終着駅。
ひやあ。
1時間はかかりますなあ。
最寄りの駅まで持って来てくれないの?
はい、行っていただくか、着払いで自宅へ発送だそうな。
まっ、いいか。
というわけで、これから3億円事件で有名な、あの町に行きます。
とほほ。
年に数度しかない早い時刻に帰ったのに、家に着くのは、やっぱり終電かいな。
まあ、仕方ありませんなあ。