一昨日は、北米でM7.3。今日はスマトラ北部でM7.5(注:マグニチュードはともに気象庁マグニチュードであり、現地国発表のマグニチュードとは異なる) のかなり大きい地震があり、ああ、地球がおかしいとか、ひどいものになると2012や末法、あるいは予言や預言と結びつけて、人類最期の日の如く口角泡を飛ばす輩もいるやに感じます。
が、待ってくださいな。
北米西部、カリフォルニアあたりには、世界を代表する断層(映画スーパーマンでも有名なサン・アンドレアス)があり、ここは南米ペルーほどではないにしろ、たいへん規則的に大きな地震があるところです。
ですから、今更地球最期だとか、この世の終わりという発想は誤りと言ってよいでしょう。
また、今回のスマトラ北部の地震は、数年前タイの観光地、プケット島などにも甚大な被害を与えた、巨大地震の余震でしょう。
地震は、地球の表面にある皮(地殻)が、我慢に我慢して突っ張っていたものの、とうとう我慢の限界に来てストレスを発散するときに起こるものです。
ストレスが大きければ大きいほど、その発散、つまり地震は大きくなりますし、また、一回だけの地震ではストレス解消はできません。
巨大であればあるほど、その期間も長くなります。
前回の地震の規模を考えれば、10年や20年の余震はあって当然でしょう。
一説によれば、数百年前に小惑星衝突によって生じた月の地震は、今でも続いているらしい。
地震は大きな災害をもたらすが、これもまた、地球が生きている証なのだ。
地震がなくなれば、私たち人類の未来もない。
が、それは、ある宗教でいう選民思想とは、たぶん関係はないだろう。
ただ、それを信じる人が増えていけば、それは事実になりうる。
私たちは、情報をいかに選択すべきか、たいへん難しい世の中に生きているのだ。