ある国では、ラジオである曲が流れると、元首クラスにただならぬことが起こったことを暗示する。
また、ある宗教市国では、その煙突から立ち昇る煙が、神の代弁者の決定や健康状態を暗示する。
さらに、ある国では、お笑い番組の中に、世界の動向を混ぜ入れている。
我が家では、家の灯りの付いている数が、何かを暗示している。
星占いというものがある。
木星だの金星だのの動きと、その人の生年月日などから、人生を占うものだ。
本物の占星術師なら、星占いは信じていないはずだ。
占星術を信じる占星術師がいたとしたなら、多分その人は、木星やら金星のことばかりか、惑星と恒星、衛星の知識は極めて乏しいに違いない。
ましてや、惑星縦列という言葉は知っていても、何を意味するのかまでは理解していないだろう。
だいたい、惑星縦列とかいう言葉の定義を書いたものなど見たことがない。
定義がないのに、言葉だけが走り回っている代表だろう。
占星術を信じる占星術師は、大部分の方が、ケプラーの法則どころか、星座の形がどうしてできたのかさえ分かっていないだろう。
血液型占いをするプロはさておき、付け焼き刃の占い師は、人にはどんな血液型があるのかを知らない人が大半だろう。
せいぜい、A,B,O,ABなんていうのが関の山に違いない。
生年月日で占いを立てている方で、実力者はさておき、書物を売って生計を立てている方のかなりの人は、生年月日の数え方が、場所や宗教によって異なることをご存知なのだろうか?
はなはだ疑問である。
本物の占星術師や、血液型占い、あるいは生年月日占いのプロたちは、それらを信じていないから当たるのだろう。
つまり、全く別の方法で、相手を占うのに相違ない。
暗示には、ある程度誰にでもわかる法則があるもの、見えない決まりがあるものがある。
実は、科学的であると思われている気象情報でさえ、何らかの理由により、敢えて誤りの情報を流すことにより、なにがしかの暗示を与えることがあるやも知れない。
と、得意の妄想記事でした。
と言って、逃げまする。