★ く ★ その2 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

◆首ったけ
★これも大きな勘違いをしていました。
女の子あたりが、男の首にまとわりつく感じを思い浮かべていたのですが、違いました。
深みにはまって、首まで没してしまうことだったのですね。




◆くもの子を散らすように
★これはなかなか実感として分からないのじゃないかなあ。私は小学生の頃、部屋にカマキリの卵を置いておいたら、ある日とんでもないことになりました。
はい、くもの子ではなく、カマキリの子が部屋中に溢れかえっておりました。
くもの子は散らすというより風に舞い飛ぶ方が、私にさ実感がわきます。




◆雲を掴む
★確かに掴むことは出来ません。が、気象衛星で捕えることはできます。




◆苦しい時の神頼み
★こういうことわざがあること自体、昔の人もあまり信心深かったとは言えないようですね。
まあ、日本では多くの場合、宗教は道具でしかありませんでした。
出雲大社、宇佐神宮、伊勢神宮、法隆寺、奈良の大仏、織田信長の南蛮好み、金閣寺……。
みな、政治の臭いがします。




◆玄人はだし
★よく使うと思いますが、意味が分かっているのかどうか、?の付く使い方をしている方を見ることがあります。
素人ながら、あまりの技に、玄人が履き物も履かずに逃げ出す様です。
つまり、素人を褒めることに使うのであり、玄人を見下すために使うのではありません。




◆食わず嫌い
★過保護がすすんだ日本では、食わさせず嫌い、が正しいか?





◆君子は豹変す
★間、髪を入れずと並ぶ、間違いをしていることの多い言葉でしょう。
本来の意味は、君子は誤りに気づいたなら、さっと訂正をする。その変わり身の素早さ、鮮明さを褒め称えた言葉でした。
しかし、最近の日本では、マスコミなどを中心に、統率者が前言を翻した場合など、悪い意味で使われることが多いと感じます。





◆グン(くさかんむりに軍)酒山門に入るを許さず
★修験者のいる寺の入り口の石塔などで見かけることがあります。
グンとは、ニラやタマネギ、あるいはニンニクのような臭い野菜をいうようです。こうした野菜は、精力剤にもなりますので、若い修験者たちには、修行の妨げになったのでしょう。