
星があったら、それが火星だと習った。
つまり、恒星はまばたきするが惑星はまばたきしない。
まあ、そんなことを言いたかったのだろう。
これは実は誤りに近く、惑星だろうと、光が空気の層を通ってきますから、やはりまばたきをしているのです。
ただ、恒星のようにたいへん小さな空間からの光ではなく、ある程度大きく見え、反射光でもあるので、人にはまばたきが少なく感じられるだけでしょう。
ところで、まばたきとは、目がパタパタと、開いたり閉じたりすることですよね。
このまばたきや、まぶたのこれらマ音には、目や見ること、さらに目のような形の言葉が多いのです。
丸、 回る、豆、まろやか、曲げ。
これはさらに発展して、目を使うこと、“見ゆ”へと変化したことでしょう。
実は、このマ行音と目のつながりは、日本語だけに限らないようです。
なお、日本語でこのマ音が入ると、比較的優しい感じを受けます。
一方、バ行音が入ると悪いイメージが、ラ行音が入ると、ややよそよそしかったり、逆にハイセンスな感じを受けたりします。
が、こうした感覚の違いには、ちゃんと理由があります。
が、長くなりそうですし、もうすぐ駅。
今宵は、このへんで。