味の○はなぜ売れるのか! | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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右利き?左利き?
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高校あたりまでの化学では、味の○の主成分はグルタミン酸ソーダだと教えられる。

これはけして誤りではないのだが、正確とは言いがたいところもある。


というのは、こうした物質には左と右が存在し、右だけだったなら、人がいくら食べても消化できない。

人は左(L型)の方でないと旨みもわかないだろうし、消化もできないのだから価値もない。


物質を合成すると、R型(右)とL型(左)が半々くらいの割合でできてくる。
だから、ハイ○ーの原料のところにはRLグルタミン酸ソーダなんて表示されているだろう。

ところが、味の○は、かなりの割合でLグルタミン酸ソーダを原料としている。


この右を選択的に振り分け、できるだけ左を抽出する技術があるから、味の○はハイ○ーより旨く感じられ、また、高いわけだ。




実は、生物に限らず、宇宙にも右と左の区別がありそうだ。



今私たちが物質と呼んでいるものと反対の成り立ちをしたもの、つまり反物質より、わずかに宇宙には物質の割合が多かったために、星ができ、地球ができ、私たちが生命と呼ぶものが生まれた。



こうした、ほんのちょっとした、宇宙のいたずらが、今の私たちを育ててきた。