ええ、そうでした。
おっしゃる通りです。
確かに、私が若い頃はそんなことにこだわっていましたし、口にも出していましたよ。
しかしねえ、そんな私もいろいろ見たわけですよ。
で、ああ自分はなんと小さなことにこだわっていたんだ、と気づいたわけです。
もっと凄まじい、戦慄さえ覚えるものを見た時には、塩水をこの世で一番塩っぱいものと思っていた自分の、浅はかな知識を笑ったものです。
今でも忘れられない光景があります。
それは、アメブロにはたいへんふさわしくない性格のものでしょう。
生きるためには、いろいろとしなければならぬことはあります。
それ以後、世間知らずの青年でも考えられる程度のものなど、たいしたことには思えなくなりました。
それでいて、道端の草花に心癒されたりする、不思議な自分がいます。