
40年ほど昔のことになりますが、21世紀前半は情報化時代の発展途上にあるため、この狭間で苦悩するものも出るだろと予測したレポートがあります。
このレポートによれば、遺伝子工学もかなり発達し、試験官ベビーをも予測しています。
また、急激な進歩についていけずに、精神衛生に問題が生ずるとともに、宗教業の大きな拡大、変質をも危惧していたようです。
この著者はある日の講義において、仮定災難の行動にみる深層心理の分析もしています。
今となっては化石的な、風呂意図や金税の手法によるものですが、古代人の考えを知る上において重要であると考えられるため、本日の講義に追加するものであります。
ところで、仮定災難とは何かご存知でしょうか。
これもかなり古い言葉ですが、何とはなしに予想できるでしょう。
そう、仮にこんな災難にあったら、どんな気持ちになったり行動をするだろうか、ということを被検者に答えてもらい、それにより被検者の深層心理を知ろうというものです。
かつては、このような手法で深層心理がわかる、と信じられていたりしたのです。
さて、そんな古代心理学の例を見てみましょう。
………以下、講義コピー
【例】
あなたは、大事な物を盗まれるのと、宇宙人にさらわれるのと、どちらが嫌ですか?
さて、この質問の解説から始めましょう。
大切な物とは、あなたの秘密を意味します。
それが盗まれるということは、他人に知って欲しくない秘密が、他人により暴露されることを意味します。
一方、宇宙人にさらわれるとは、どういうことでしょうか。
これには、以下のような意味があります。
自分の意思に関係なく、今の素晴らしい環境から、いやな環境への移動です。
例えばそれは、左遷的な転勤であったり、多くの不満がある結婚などです。
別の言葉で言えば、嫌なことをされることです。
つまり、この質問は、秘密が暴露されるのと、罵詈雑言を受けるのと、どっちが嫌か、と読み替えられるのです。
では、その答えからどんな性格がわかるでしょうか。
キーンコーン、カーンコーン。
あっ。
チャイムが鳴りましたね。
この続きは、次回にしましょうか。