
私は手紙派
★今日の記事は、いつものような“お話”ではなく、実話です。
私が初めて海外出張したのは、星州とも呼ばれるシンガポールです。
シンガポールは、私は世界一清潔な街(国)だと思っています。
それはよく言われるように、ゴミポイ棄て5万円とか、外国人であろうと車にイタズラ描きしたなら、仮にその国のトップから圧力があろうとも、鞭打ちに処する、といった外見的なものだけではありません。
人が、その心が美しいのです。
小さい街(国)であり、絶対王政に近い政治(注:シンガポールに王様はいません。が、普通の王国の王以上の存在はありました)ができることが一因でしょう。
さて、そんな清潔、厳しい法のある国でも、ちゃんと海外から来た、体力有り余る独身者のための機能は確保してくれています(もちろん、法は認めてはいませんが)。
出張2ヶ月目。
私は楽しいことをしているのに、淋しい病を移されてしまいました(まあ、自業自得ですがね)。
ああ、これでお嫁に行けなくなる!と暗く沈んでいた時。
ポンと背中を叩かれました。
“お主もかかったか!ハッハッハッハッ。おお、これでお主も仲間じゃのう。ハッハッハッハッ”
豪快な笑いでした。
彼の豪快笑いは、シンガポール王(しつこいようですが、シンガポールに王様はいませんが、シンガポールで王様と言えば99%以上の方が、あのお方と分かる方)にも知られているものです。
私はその言葉と笑いに救われました。
初めての経験でおろおろしていた自分が、いっぺんに飛んでいきました。
はい、何かを伝えるなら、この選択肢にはありませんが、目、言葉、雰囲気ですかね。
