
詳しいことは忘れてしまった。
確か『ゆずりは』という題名の詩があった。
ゆずりはは、新しい芽が出ると、その葉を落とす。
というような内容で、ゆずりはに例えて、親子の愛情を詠んだものだった。
子どもはたくさんほしい。が、それには、それなりの責任がついてまわる。
今の世の中、子どもはおろか、結婚さえ経済的理由から難しくなりつつある。
かつては、貧しくとも、また、職を選ばなければなんとか生活できたろう。
しかし、今や働きたくとも働き口がない。
ごく一部とはいえ、1日に1億、2億と入ってくる人があるかと思えば、1ヶ月を5万未満で暮らさなくてはならないような人もいる。
一部では、生活保護を受けた方が、へたに働くより豊かであったりもする。
また、それを悪用したりもする。
かつて詩になった、ゆずりはの思いを理解できなくなる時がやってくるのだろうか。
こうなった原因は?
それをいうには、まだ、私は勉強不足である。
ただ、戦後教育、特にゆとり教育なんぞというのを決めた、庶民生活を全く知らずに庶民を守るようなことを口走る、私よりもアホな連中にも大きな責任があるだろう。
以前、ビックリを通りこす発言を聞いたことがある。
★その言葉のあらまし
普通に働いていたらね、庭付きの家なんか、すぐに誰でも買えるわけですよ。
はあ?
あんたアホちゃうの?
普通に天下りを何回か繰り返せば、2億、3億すぐ手に入るでしょうよ。
しかしねえ。一家合わせて20万に満たない家族が、どうやって家を、それも庭付きのものなんざ買えますかい。
子どもを育てるのさえ大変なんでさ。
アホ、バカ、引っ込め……。テレビを見て熱くなったのは、滅多にありませんが、この時のことは忘れませんぞ。
あんたみたいのが、生活支援だか、社会改革だか知らないが、そんなとこの役員だかをやってるようじゃ、世も末。希望が無くなりますわな。
ところで、民主党に変わって天下りは禁止の方向だ。
はい、トップ層の禁止はどんどんやりなされ。
しかしねえ。下層の公務員の転職先まで奪ってしまうのはいかがですかな。
下手すると、そうした下層公務員の天下り禁止ばかり実施して、龍の頭には手をつけない。
まあ、そんなことがないことを祈ってますよ。