あの味の秘密にせまれるか? | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ふう、なんとか新幹線に乗れましたがな。

方向音痴の私にしては上でき。

地図の飲み込みは速く、田舎なら動物的感で東西南北がわかるものの、都会での音痴度はS3と肩を並べる自信がある私にとり、ほとんどロスタイムなしで目当ての店に行き、新大阪にたどり着けたのは、奇跡に近い。

たぶん、もし明日行けと言われたなら、今日の二倍くらい時間がかかるでしょうな。

お店は、まあ予想通りの昔の大衆食堂と言ったところ。
時間がやや早かったせいか、客は半分の入り。たぶん昼飯時や、あと少し遅ければ満員になるのでしょう。客の半数は観光客、半数は常連といった雰囲気です。ちなみに私の対面と一つ開けた右隣は、難しそうな本を片手に持つ女子大生風。左隣は、あと10分後の電車に乗らないといけないらしい観光客。で、早速たのみました。
ハヤシとの意見もありましたが、まずは指令をまっとうしなくては。

なお、どうもプリンも名物らしく、多くの客はオーダーしていましたなあ。


で、待つこと5、6分。


先の写真に載せたヤツが出てきたわけです。



★味について

なるほど、日本人好みの味、

というか、

むか~し、家で作っていたカレーの味ですね。

ルーは、最近のチョコレート型出来合いカレーのルーのように、マイルド、熟成されたというより、S&Bカレー粉の味がベース。

つまり、カレールーという団体演技ではなく、カレー粉の元になるそれぞれの成分が自己主張している。


さらに、おそらく細かく刻んだ生姜を酢漬けにして揚げたものと、ガーリックを揚げたであろう粒が入っている。

わずかな酸味はなんだろう。

レモングラスに似るが、このカレーができた頃にそれを使っていたとは思われない。

ひょっとしたら、梅干しかカリン、またアンズのようなものをわすかに加えているだろう。


見た目はドライカレーだけど、米の表面の硬さからすると、炒めていないか、ほとんど炒めていない。
あるいは、かるく炒めたのち、カレールーを加えてかるく炒めているのだろう。

このルーには、カレーでは常識の玉ねぎキツネ色炒めを使っていない可能性もありそうです。



とにかく、時間との闘いでしたが楽しめました。


T画伯ありがとう。




でも、本音を言うと、画伯のカレーの方が素晴らしいと感じました。
先日教えてもらったハヤシの味を知った時ほどの感激はありません。

あれは衝撃的でした。
この店の昭和の雰囲気が、うまさを引き立てるのでしょう。





とにかく、ありがとう。




★T氏からの指令 完了。





蛇足

いやあ、今日大阪でとんでもないものを見てしまいました。
Yノック氏、何を考えてあんなものを造ったのか?! あれじゃ、観光客がUSJと間違えますがな。

税金でこんなもの建てたの?

って、大阪付近の人以外、なんだか見当がつきませんよね。

ホテルか遊園地と思いましたぜ。




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