
5月病の原因は、ご存知のように、自分の予想と現実とのギャップから来るものです。
ですから、新入生なり新入社員になり、初めの1ヶ月は無我夢中でいたものの、ゴールデンウィークあたりに考える時間ができて、改めて自分と向き合った時、急に灰色の思いが胸に広がってくるわけです。
この5月病のようなことは、普通なら人生で何度か経験します。そして少しずつ強くなっていくものです。
他人が見たら蚊に刺された程度のことでも、本人にとっては、生死を決めるようなこともあります。
また、その逆もあるでしょう。
深いところの心の痛みは、他人にはわからないものです。
結局、この病の特効薬というものはありません。
悩み、苦しみが十人十色であるように、その癒しもまた、千差万別。
ただ、どうせかかる病ならば、早めの方がいいでしょうね。
回復力が違いますから。
えっ?
私ですか?
徘徊爺にはかからない病気のようです。
病気が遠慮して下さっているんでしょうね。