
そうさなあ。
得たものは、新しいものの見方でしょうか。
いろいろなものについて、新しい考え方ができるようになりました。
まずは、日本語。
ほんの3年前までは、日本語とは日本固有の言語で、すぐ近くの朝鮮半島の言語とさえ、大きく異なっているという先入観があったのですが、今は古代にあったであろう世界言語の一枝との見方をしています。
これと同時進行で、いろいろな言語に対する興味と、わずかばかりの古代語もわかるようになりました。
特に、アメン・エムハト3世のヒエログリフ(古代エジプトの象形及び表音文字)や、ヘブライ語のMLKT、日本書紀の一書にある天岩屋戸の記述に触れたときは、誇張なしに震えがきましたなあ。
次に得たもの、それは言わすと知れた、ここの仲間たたち。
以前も書きましたが、私はブログなど仮想社会には、相当否定的な方でした。
単に電子社会の中での、うわべだけの関係であり、本音のない、むなしい世界と思っていたからです。
大きな間違いでした。
ある意味では、ここの世界の方が自分らしい自分になっています。
へんに肩肘をはることなく、また、つらさを隠すことなく、怒りを抑えることなく、ずいぶん正直になれていますし、場所によっては言えないような軽口をたたき、また、大いに感動し、癒され、教え、教えられています。
さらに、幸いなことに、ここは大変紳士、淑女ぞろいです。
私は、ある意見に対して反対意見や考えは、3割以下なら素晴らしい方だろうと思っています。むしろ、すべて自分の考え方と同じ人たちばかりでは、恐ろしい気さえします。
が、ここの方たちは大人ですねえ。 反対でも青筋立てて食ってかかってきたりしません。
また、何らかの厭味や悪さなんかがあって不思議ではない、と思っていたのですが、一度だけゲストブックにそれらしい書き込みがどっさりきただけで、その後は音沙汰なし。
信じられません。
実に快適な世界です。
(ひねくれ者の私などは、危ない表現の書き込みは、むしろ楽しいのですが、多分、多くの方々に不快感を与えるだろうと考え、削除しました)
とにかく、ブログを開いたことにより、新しい世界が見えてきました。
長年の友のような方もできました。
自分の身近にいる人たちを、2、3週間見なくても平気なのに、あるブロガーさんが2、3日ブログ更新しないだけで、風邪でもひいたかな?鼻の骨でも折ったかな?と心配になってきます。
また、街角でキャッキャ言いながらプリクラや、写メしている女の子たちには、いささか距離をおいてしまう私ですが、知り合いのブロガーさんのそれは、とてつもなくかわいいものになってしまいます。
本当に不思議な世界です。
こんな世界があったことを自ら体験できていることは、ちょっと昔なら考えられませんでした。
さらに、ブログを始めたことにより、普段の生活をしていたなら、おそらくはるかに遠い存在であったろう方々との会話とまではいきませんが、ある程度の意志疎通ができたこと、また、そうした方々の細やかな心遣いを知り、感動、尊敬の念を抱くことができたのも、語弊ある表現かも知れませんが、大きな収穫です。
さて、では失ったものは?
体力とある事柄に対する気力。
そして、最も顕著なのが髪の毛と……。
以下、省略。