TV放送スタイル② ~ポルトガル少年サッカー育成現場から~ | ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

2021年より、ポルトガルのクラブに入団し活動している11歳、8歳の息子たち。彼らの活動からヨーロッパの少年サッカーの現状と日本との違いなどなどを子どもたちの記録とともにお伝えしていきます!自身も日本でコーチとして活動していたので、気づくことが山ほどです。

 

  最近気づいたいことが…

 

 

 

テレビでサッカーを観ているとき

 

日本では当たり前すぎてあまり気にしていませんでしたが

 

「そこでリプレイ映像出す!?」

 

と、感じたことありませんか??

 

 

最近気が付いたのですが

 

ポルトガルのテレビ局の放送では

 

リプレイを流すことを極力少なくしているように思います。

 

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日本でよくあったのが

 

決定機などの後に流れるリプレイ映像

 

これを、、、

 

次のプレーが始まっているにも関わらず流す、ということ。

 

 

そして、その途中に好機やピンチが訪れると

 

 

焦ったかのようにパッとライブ映像に切り替わる

 

 

というもの。

 

 

こんな時に、ホントにサッカーが観たい人は

 

「なんで今流すん?」

 

と、思った経験があるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

ポルトガルの放送では

 

こういうことがまずありません。

 

 

「あ、今のもう一回見たいなぁ」

 

なんて、思っても

 

まさに”今”続いているプレーが優先

 

 

プレー中にリプレイ映像が流れることはありません。

 

 

流れるとすれば

 

 

プレーが大きく切れたとき、

 

ゴールキックの前や

 

選手が倒れて中断されているとき

 

など、プレーが止まっているときのみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、例えばゴールシーンですが

 

 

日本では放送中に何度もゴールシーンを流します。

 

 

でも、ポルトガルでは

 

多くて1~2回程度です。

 

 

つまり、

 

試合全体を観ることに需要があるんだろうな

 

ということを感じます。

 

本当に国民一人一人がサッカーを良く知っていて

 

サッカーそのものが大好きなんだと思います。

 

 

 

 

 

 

まして、今の時代、Youtubeでもなんでも

 

 

リプレイ映像はみようと思えば簡単にみられる時代です。

 

 

ゆえに、

 

わざわざ”ライブ”のプレイを遮ってまで

リプレイを流すことはしないんでしょう。

 

 

 

 

サッカーを今までしてきた経験としては

 

 

試合を見るときに

 

もちろんゴールシーンなどインパクトのあるシーンも

面白いのですが、

 

子どもたちの育成だったりの観点で考えると

 

そうした分かり易いプレーだけでなく、

 

 

目立たないけれど気の利いたプレー

 

ちょっとしたフェイント、ポジショニング

 

 

など、ボールのないところの動きなども見れることが

 

理想かな、と思います。

 

 

 

 

 

それだけに、

 

リプレイ映像の仕方も

 

その方法が大事になることもあるのかな

 

なんて思いました。

 

 

真にサッカーが浸透している

 

着実に強くなってきている日本ですが、

 

 

観て

感じて

真似したくなって真似する

 

ことこそ、子どもたちが成長する一番の方法

 

じゃないかなという観点からすると

 

まだまだその歴史には大きな差があるなと痛感しました。