立入拒否? | 夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)

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私はこの自然界に存在する小さな物が好きです。

私の小さな庭に咲く花々や、そこにやってくる日頃見過ごしてしまうような虫たちにもスポットを当てながら、私も小さき者の仲間として、この自然界で共存していければと願っています。


     
 



小学生の頃、私は大人の人が手で何かを作っていく過程を見

るのが好きでした。特に興味を持ったのは、左官の仕事です。

飽きることなく毎日毎日見に行っては、その手つきに見とれた

ものでした。


あの頃の家の壁は、竹を細長く縦割りして、タテタテ、ヨコヨコに

で、それを壁の下地にして(芯)荒壁(泥に藁を混ぜもの)

を塗ってつくる土壁です。

その壁のことを「木舞壁(こまいかべ)」、と呼ぶと知ったのは大人

になってからでした。


今から思うと、竹が私の中に深く印象づけられたのは、竹トンボや

竹馬など、日常の子供の遊びより、左官の手仕事、の技に魅

られたことあるようです。


先日通りすがりに、一軒の家と溝を隔てた一本の竹の前で足

まり、一瞬ドキッとしてしまいました。

竹を一本剪って低く横たえてあるだけで、踏み入れてはいけ

領域であるということを、明らかに物語っていたからです。


ちょっとした結界?(空間を内外に分けて、俗界と浄界とを区別)、

私的空間と公的空間の区別がはっきりと表されていました。

この横たえられた一本の竹を、奥ゆかしい、優雅な立入拒否、

見るか否かは別として、供の頃、私を捉えて離さなかった身近

な竹とはっきり違う、竹の深遠なる世界を垣間みる思いでした。