ピンクの薔薇が大好きで小さな庭をピンクの薔薇だけでいっぱい
にしたいと思っていた庭づくりのはずがいつの間にかオレンジ色
のプリンセス・ミチコを三箇所に配置していました。
それだけ魅力のある薔薇ということなのでしょうね。
四季咲きの薔薇もその種類によって違い、一年に何回も花をつ
けて楽しませてくれる薔薇と一年に三回くらいしか花をつけない
薔薇があります。プリンセス・ミチコは春先から初冬まで見事な
までに咲き続けています。(夏の花は花びらが硬く小さい)
ここ数日太陽を見ない日が続き灰色のベールがかかった水墨
画のような世界でした。
こんな寒々しい日が続くと太陽が恋しくなってきます。
オレンジのような暖色を目にするとほっとしてきますね。それで
も今日は少し日が差したので庭に出てしばらくオレンジ色を見
ていると心が伸びやかになり気持ちが落ち着ついてきます。
秋のやわらかい陽ざしが続いた十一月中旬に小さな蕾をつけた
プリンセス・ミチコ。春咲く花とは違って若々しい輝きは失っても
その花びらは初冬の陽ざしに透き通るような柔らかさで、見るも
のの心を和ませてくれます。それともう一ついい事は秋の終りか
ら咲く薔薇はっとても長くその美しさを保っています。
太陽の光線によっても写す角度によっても違った色合いに見
えるオレンジ色、プリンセス・ミチコのオレンジ色の中に一瞬で
も人を突き放すよう冷たさは感じられません。人の喜びも悲し
み受け入れてくれる包容力があるような気がします。
もしかしたら人間で一番大切な情感だと言える人の悲しみがわ
かる色かも知れないですね。。
成熟した大人の色と言ってもいいのではないでしょうか。
見る人の感じ方によって違うかもしれませんが私は華やかそう
に見えても小さな庭にいつも謙虚に咲くプリンセス・ミチコにそ
んな思いを抱きました。
暖かさがよほど恋しかったのでしょう、花びらの写真ばかり載
せてしまいました。

