アジサイの美しい六月に再びのトム君登場です。
我が家の小さな庭の居候トムは五月このブログに登場した時
は可愛らしいビオラの花が大好きでした。
トム君は意外と面食いなのです。
「美」に対する感性もなかなか鋭いものがあります。今までお気
に入りだった花が少しでも色褪せはじめると今までの恋心はど
こへやらすぐに心変わりをしてしまいます。今のお気に入りは
「ラブ」と名づけられた少しくすんだ赤いバラの花です。
それまでは「プリンセス・ミチコ」の大きな花びらの中になんとも
いえない幸せそうな顔をして一日中身をうずめていました。
包容力のあるバラ「プリンセス・ミチコ」はこの名にふさわしくどん
な困難にも耐え抜く強さを持つバラです。
普通バラの散り際は見るも無残な姿になってしまいますが、「プリ
ンセス・美智子」は散りゆくまでその色が褪せることなく日がたつ
につれ花の色は深みを増していきます。
トム君は深いオレンジ色をした「プリンセス・ミチコ」の包容力の
ある美しさに心引かれながらも新しく開きかけた隣のバラの[ラブ」
に乗り移っていきました。
本当に浮気なトムです。
人の心も変わりやすいもので一夜にして心変わりをする人も
います。トムを見ていて人間の世界もかえるの世界も「移り気」
という言葉だけで捉えてみると同次元にあるのだなあと思いな
がらつい「トムのおバカさん」と声をかけてしまいました。
もちろんトムの答えは[かえるの面に水]です。
トムとプリンセス美智子
きょうはトム君の大好きなモーツァルトの曲から選んでみました。
「フルートとハープのための協奏曲」 ハ長調です。
トムと一緒に美しい音楽に耳を傾ける午後のひと時モーツァルト
は「至福の境地」へと私を誘ってくれます。

