高校の時、断然私の方が成績が良かったのに、今となっては天と地の差というくらいに
カズはなんでも知っているし、知識を取り込むことの努力や、好奇心を高め続けている![]()
「知らないよりは知っていた方がいい。もっと上の世界も、初めからそんなの贅沢だとバカにして
必要のないフリをするよりも、知った上でいるかいらないか自分で決めた方がいい」
確かにこんな歳になっても同窓会に行けば、上の世界にも届きもしないくせに、
そういうところにいる人を、
「あんな事は贅沢だし、無駄だ」
とか
「呑気な社長だからそんな贅沢なことをしていられるんだ」
と、あたかも世界で一番自分が忙しいみたいに語る男がいる![]()
もっと上に行くということを早々と諦め、自分の歩いている道こそ正しいのだと自らに
言い聞かせているような人生なんだろう
そんな人との会話でも、カズは穏やかに話を聞いている
あぁ、こいつはまだこんなところに止まっているんだな、と彼としては生き物を観察するように
聞いているのだろう
ただ、私には違う
努力することを忘れ、のんびりした毎日を過ごそうとすると、なぜか分かってしまうのだ
静かに穏やかに、実に鋭い喝を入れてくる![]()
泣きたい時もあるけど、彼の前で泣くと安っぽい涙に思われそうだから泣かない![]()
他人の前では実に柔らかい人になる
決して自分をひけらかすようなことをしない
そして私は、政治のことでもわからなければカズに聞く
すると、私でもわかるようにかみ砕いて分かりやすく教えてくれる
パソコンでもそうだ
難しい部分だけは分かりやすく教えてくれる
そして自分でも調べればわかるようなことは教えてくれない
苦労して努力してきた彼だからこそ、自分で勉強しなければ覚えられないんだぞ、と言う
はーい 教えてくれてありがとう![]()
家で続きやってみる![]()
と私は言う
そんな瞬間が大好きだ
なんだか、カズの子供になったような気持ちになる
神様 生まれ変わったら、お嫁さんじゃなくてもいいから彼の家族として生まれたいです![]()
縁が切れるることがないから